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ハンドメイドの委託販売の手数料相場と値段の付け方|ネット販売と同じ値段でいい?

公開:2026-10-15

雑貨店やカフェ、ギャラリーに作品を置いてもらう「委託販売」は、ネットでは出会えないお客さんに実物を手に取ってもらえる売り方です。 その代わり、手数料はネット販売よりずっと高く、売れ残りや納品の手間もあります。

この記事では、委託販売の手数料の相場と、ネット販売と同じ値段にするかどうかの考え方を、計算例で説明します。

委託販売の手数料の相場

委託先のタイプ手数料の目安メモ
雑貨店・セレクトショップ売上の25〜40%30%前後が多い。人気店ほど高め
カフェ・美容室などの一角売上の10〜30%本業でないぶん低めのことも。管理はゆるやか
ギャラリー・百貨店の催事売上の30〜50%期間限定。参加費が別にかかることもある
レンタルボックス・棚貸し月額2,000〜5,000円+売上の0〜15%売れなくても月額がかかる。立地で大きく変わる

手数料は「売れた価格」に対してかかります。送料のような加算はありませんが、納品・引き取りの送料や交通費は自分持ちが基本です。

手数料のほかにかかるもの

  • 納品と回収の送料・交通費:遠方なら往復で数百〜千円単位。
  • 値札・什器・ディスプレイ:お店によっては作家が用意します。
  • 売れ残りの返送:返送料は作家負担が多いです。
  • 破損・紛失・盗難:補償があるかはお店によります。契約で確認を。
  • 入金までの時間:月末締め翌月払いなど、ネット販売より遅いことが多いです。

計算例:同じ作品を minne と委託で売る

材料費200円・梱包40円・制作30分・時給1,000円・上乗せ10%の作品。手元に残したい額は814円です。

販売先必要な販売価格手数料
minne(10.66%、送料240円は別)940円約126円
委託販売(30%)1,170円約351円

同じ額を手元に残すには、委託では230円高く売る必要があります。ここで3つの選び方があります。

A. 委託の価格に合わせて、ネットも同じ価格にする

1,170円(または1,200円)に統一します。お店側から「ネットより高く売ることはできない」と言われることが多いので、実はこれが基本形です。 ネットでの手取りは増え、委託では計算どおりの額が残ります。ネットでの売れ行きが落ちないかは様子を見ます。

B. ネットの価格のまま委託に出し、手取りが減るのを受け入れる

940円で委託に出すと、手数料282円を引いて658円。材料と梱包を引いた工賃は418円で、時給にすると836円です。 「お店に置いてもらうこと自体が宣伝」と割り切るなら、この選び方もあります。ただし、何個売れても時給は上がりません。

C. 委託向けの作品を分ける

手数料30%を払っても成り立つ、材料費の割合が低くて短時間で作れる作品だけを委託に出します。 手のかかる一点ものはネットや受注で、定番の小物は委託で、という分け方です。

契約の前に確認すること

  • 手数料の率と、消費税の扱い(税込価格に対してか)
  • 締め日と支払日、支払い方法(振込手数料はどちら持ちか)
  • 委託の期間と、売れ残ったときの扱い(返送料・引き取り)
  • 値段を決めるのはどちらか。お店がセールをするときの手数料の扱い
  • 破損・紛失・盗難のときの補償
  • 最低納品数、納品の頻度、値札や什器の用意
  • 売れた数の報告の頻度(月1回など)

口約束で始めると、売れ残りの返送や破損のときにもめます。メールでもいいので、文章で残しておきましょう。

委託に向いている作品・向いていない作品

  • 向いている:実物の質感や色が魅力の作品(布小物・陶器・ガラス)、お店の客層に合う価格帯の定番品、ギフトになりやすいもの。
  • 向いていない:材料費の割合が高くて手数料30%を乗せると売れない価格になる作品、壊れやすいもの、サイズ指定が必要なもの。

まとめ

  • 委託の手数料は20〜40%。ネットの約3倍。
  • 同じ手取りを残すには、委託の価格は2〜3割高くなる。ネットと同じ価格に統一するのが基本形。
  • 手数料以外の費用(納品・返送・破損)と契約条件を、始める前に文章で確認する。

販売先ごとの手数料は手数料比較に、価格の計算は計算機(販売先で「委託販売」を選ぶ)でできます。 委託の手数料率はお店ごとに違うので、作品・材料の管理画面の設定で変えられます。

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